春うららかな書房スポーツ担当の稲場です。今回も前回、前々回に引き続き、美容室向け電子書籍読み放題サービス「ビューン読み放題タブレット」から、『サッカーダイジェスト』2020年9月24日号を紹介します。今年8月23日に現役を引退した鹿島アントラーズ・内田篤人選手の引退記念特集号。その内田選手について弊社の熱きアントラーズファン、若林さんにインタビューしました！

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過去記事②

鹿島魂は誰に託されるのか

稲場：まずお聞きしたいのが、内田選手が抜けた右SBは誰が最有力になるのでしょうか。

若林：現在右SBは本職の広瀬陸斗選手が怪我をしてしまったため、ウィークポイントともなりかねないポシジョンでしたが、ボランチが本職の小泉慶選手が奮闘し、活躍をしています。また、同じくボランチの永木亮太選手もいるので、うまく選手を起用することができれば今シーズンはなんとか乗り切れるのではないでしょうか。さらに明治大学から来季加入の常本佳吾選手が先日特別指定選手として登録されたので、デビュー戦に注目したいです。

稲場：なるほど。手薄になった右SBですが複数の選手で乗り越えていけそうなんですね。鹿島アントラーズの背番号2は右SBのジョルジーニョ氏や名良橋氏が背負った伝統ある背番号になると思います。それを内田選手が受け継ぎ結果を残してきました。この伝統の背番号を誰が受け継ぐのかも注目ですね。

若林：そうですね。本職の広瀬選手、常本選手に活躍してもらい伝統の背番号をどちらかに受け継いでもらいたいですね。

稲場：鹿島といえば「常勝軍団」で常に勝利が求められるチームですが、その鹿島魂を受け継ぐ選手は誰になるのでしょうか。

若林：小笠原満男氏から篤人に継承された鹿島の魂は土居聖真選手に託されました。ユースから鹿島一筋の彼には今後大きな期待が寄せられています。自身もチームとともに調子を上げており、これからプレー面だけでなく、メンタル面でもチームを引っ張るハズです。技術レベルはとても高く、テクニカルなゴールを決めることもあります。彼のプレーからは目が離せません。

稲場：土居選手なら納得ですね。野沢拓也選手から受け継いだ伝統の背番号8を背負う土居選手のプレーに注目ですね。また、鹿島は順調に若手も育っているイメージなのですが注目の選手を教えていただけますか。

若林：今年は降格が無く、選手交代も5枠ある特別なレギュレーションということもあり、各チーム若手の起用に積極的かと思いますが、鹿島は特に顕著で、高卒ルーキーの4人全員がリーグ戦デビューを飾っていて、その中でもMFの荒木遼太郎選手に注目してほしいです！ 彼の存在感は抜群で、ドリブル・パス・シュートどれをとっても、鹿島のスタメンで十分にやれるレベルです。試合ではリードした終盤に相手コーナー付近でボールキープする、いわゆる「鹿島る」姿も。すでに鹿島ファンからも認められる存在になりました。海外から目をつけられないかとすでに心配してます。チームとしては、最悪のスタートを切った2020年シーズンですが、ようやく波に乗ってきました、後半戦の台風の目になること間違いナシです！

稲場：最後に日本サッカー協会（JFA）はロールモデルコーチとして、内田選手を迎え入れましたね。

若林：篤人には、引退後は鹿島に関わって欲しいと思ってましたが、JFAと契約しましたね。彼ほどの経験を持った人物を鹿島で独り占めしちゃいけないんでしょうね。ちょっと残念ですが彼の経験を若年層に届けてもらい日本サッカーを強化してもらいたいです。

稲場：夢中になってしまいつい話すぎてしまいました。今回はお時間をいただきありがとうございました！

若林：ありがとうございました！ また呼んでください！

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