180209

恋愛に興味のない男性が増えていると報じられる一方、依然として日本の女性たちは美しさの追求に余念がない。小中学生がファッション情報誌を手に取り、アラフォー以上の女性も“美魔女”を目指して自分を磨いている。彼女らのモチベーションはどこから来るのか、普段どんな努力をしているのか? その一端を垣間見られる『人は見た目が100パーセント』(大久保ヒロミ/講談社)というコメディ漫画がある。

主人公は製紙会社で働く研究職の女性3人。それぞれ25~40歳というバラバラの年齢だが、おしゃれをした経験が極端に乏しいという共通点を持つ。このままではいけないと感じた彼女たちは仕事を終えた後、美しくなるための自主研究に取り組むことになった。JSM(女子モドキ)を自称する3人は、果たしてJS(女子)へ進化できるのか?というストーリーだ。

扱われるテーマは「つけまつげ」「アヒル口」「ゆるふわヘアー」「かわいい自撮りの方法」など多彩。おしゃれに慣れない3人は失敗を繰り返しながら、最終的にはそれなりの成果を出す。そしてラストに大失敗をしてオチが付く……というパターンが多い。なかなか完全無欠なおしゃれ女子には至れないものの、こんな自分でも美しくなりたい!というキャラクターの想いが伝わってきて、非常に読み応えがある。

本作の連載は女性をターゲットにした漫画誌だが、男性が読んでも楽しめる。むしろ「これだけ時間とお金をかけて美しさを求めているのか」と驚かされ、勉強にもなる。男女の価値観に大きな隔たりがあるのは仕方ないことだが、こうした“美”へのこだわりを知っておくことも、恋愛離れを食い止める助けになるのではないだろうか。

(担当ライター:浜田六郎)

 

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